Firefox3.6とOpera10.5どちらがはやい?

年度末ということもあって、どうも仕事の忙しさにかまけて記事の更新を怠っていました。。
年度も新しくなったので心機一転また記事を書いていこうと思います。

今回はよく使うブラウザであるFirefoxOperaの最新版の性能比較を行ってみました。
一応Windowsマシンにはいまだにデフォルトで入っているIEも比較してみました
#まぁ、、結果はなんとなく想像がつくでしょうが(笑)

性能比較といっても、いろいろあるのですが、今回はSunSpider JavaScript Benchmarkを使用して、JavaScriptの実行速度を比較してみました。
JavaScriptの実行速度比較なので、JavaScriptなんか使ってないよ!というページを表示するにあたっては今回の結果はもしかしたら参考にならないかもしれませんので、あくまでもブラウザ選びの参考にでもなれば、と思うわけです。

対象ブラウザ

まず、今回対象としたブラウザです。

  • Internet Explorer 8
    • Windowsマシンのデフォルトです。
  • Opera10.5.1
    • 最近また注目されているブラウザです。
  • firefox3.6.2
    • ずいぶんと最近シェアを伸ばしているブラウザです。

検証方法

次に、検証方法です。
今回の計測では、先にも紹介したSunSpider JavaScript Benchmarkを使用しました。
この測定をブラウザごとに5回行い、最速値をそのブラウザの結果としました。
検証内容は下記の2種類です。

  • トータル処理時間の比較
    • 全体の処理時間の比較です。
  • 測定項目(大項目)別処理時間の比較
    • SunSpiderの測定カテゴリごとの結果の比較です。

実行環境

今回の測定を実施したPCの環境です。
OS :Windows 7 Home Premium 32bit
CPU :Genuine Intel(R) CPU 585 2.16GHz
メモリ :2.00 GB

結果

結果はブラウザごとに明確な差が認められました。以下では、その結果について述べていきます。

トータル処理時間


全体の処理時間はブラウザごとに2倍〜10倍近い差が認められました。

Operaの宣伝どおりというかなんというか、確かに実行時間は圧倒的に短いという結果になりました。
かなり速くなったといわれたFirefox3.6の倍の速度を誇っていました。
IE8は予想通りというか、やっぱりというか、びっくりするくらい遅いですね。快適なブラウジングと謳っていますが、今回の測定では圧倒的遅さを証明してしまいました。ちょっと残念です。

測定項目(大項目)別処理時間


各項目ごとの処理時間を見ても、すべての項目において、Opera10.5が最速で、ついでFirefox3.6、かなり開いてIE8という結果になりました。

使用所感

定量的に評価できないので、それこそ参考にしていただきたいのですが、自宅、職場で使ったときの所感も載せておきます。

  • Internet Explorer 8
    • 起動、使用感とももっさりしている。
  • Opera10.5.1
    • 起動がいやに速い印象。たいていのページの表示は快適に行える。なぜかYahoo!の表示は遅い。
    • (2010/4/10追記)Opera10.5はGoogleあたりの表示はすごく速いけれど、印象としてはFlashなんかが多いような、いわゆる「綺麗なサイト」の表示は苦手なのかもしれない。ページ要素の読み込みに時間がかかる。ただし、あくまでもごてごてしているサイトに限ったことなので、使用目的次第ではさほど問題にならない。
  • firefox3.6.2
    • 起動はOperaより遅いものの、比較的安定して快適に動作している。どのページでもたいてい表示できる。ブラウザのテーマを簡単に変更できて、すこし楽しい気分になる。さまざまなカスタマイズを行うことができる。

結論

速度を優先させるなら、Opera10.5系、速さはほしいけど簡単にいろいろカスタマズしたいならFirefox3.6系、といった感じです。
IEは、、初めてPCを使う人にはいいかも知れません。IEで覚えたことはたいていのブラウザで通用する、はずですので。


以上、普段使っているブラウザの比較でした。長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。